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ROCK IN JAPAN2014から考察する日本におけるヒップホップの市民権の獲得

 
 
 
8月2日からROCK IN JAPAN2014が国営ひたち海浜公園で開催された。
"ROCK"アーティストだけでなく様々なジャンルの国内アーティストが集う大規模なフェスである。
このフェスには6つのステージが有るが、今回はその中でも一番大きいGRASS STAGEに焦点を当て述べていきたいと思う。
 
まず初日のGRASS STAGEに出演したのはゴールデンボンバー、ACIDMAN、湘南乃風、RIP SLYME、Dragon Ash、マキシマム ザ ホルモン、KICK THE CAN CREWの計7組である。
 
ヒップホップに少しでも関心のある方はこのラインナップを見てもうお気づきかもしれないが、
2000年代前半に活躍しお茶の間にヒップホップを浸透させた偉大な功績を持つRIP SLYME、Dragon Ash、KICK THE CAN CREWという三組が同じ日の同じステージに出演しているのである。
 
そして偶然にもキングギドラの楽曲「公開処刑 feat. BOY-KEN」でディスの対象となった三組でもある。
Dragon Ashはこのディス以降、完全なヒップホップからは離れミクスチャーロックに傾倒していった。
 
この日14:45にRIP SLYMEが登場。
ブレイク当時は聴きやすいスタイルからセルアウトとの批判も多かったRIP SLYME。
しかし、流行り廃りの激しい音楽シーンの中で、単なるセルアウトのグループが(個人的にはセルアウトだとは思わないが)
10年以上生き残り、今なお夏フェスの一番大きなステージに出られるだろうか?
ステージでの振る舞い、パフォーマンスはまさに正真正銘の実力派ヒップホップグループ以外の何ものでもなかった。
雑念エンターテインメントを筆頭に、有名曲を次々に披露した。
キャッチーなヒップホップ否定派の方も1度彼らのライヴを観て欲しい。
きっと観てるうちに楽しくなってきて、こんなピースフルなヒップホップが有っても良いと思うはずだ。
セルアウト批判などに拘っていた事がもはやくだらなく思えてくるような魔力がRIP SLYMEの音楽には秘められている。
 
この日Dragon Ashのkjは「今日このステージにはロックバンドが3つしかなくて情けないし、申し訳ない。」と発言。
確かにこの日このステージに出演のロックバンドはACIDMAN、Dragon Ash、マキシマムザホルモンの三組であった。
(マキシマムザホルモンは自分たちはアイドル枠だとこれを否定したが。。。笑)
このDragon Ash・kjの発言からヒップホップやレゲエという音楽ジャンルが既に一般に受け入れられ、
ついにロックと対等な立場を築くまでに至ったのだと確信した。
かつて”数はともかく心は少数派 俺たちに聴こえる特殊な電波”だったヒップホップが市民権を獲得したのである。
 
そして初日のトリを務めたのはKICK THE CAN CREW。
活動休止から およそ10年ぶりとなるキャラ立ち3本マイクの復活である。
この日DJを務めたのはKREVAのライヴでは御馴染みの熊井吾郎。
ライヴ開始前から会場の熱気は凄まじく、登場を待ちかねたファンによる拍手が沸き起こる一幕まであった。
周りを見渡すと恐らくこの日一番集まったのではないかという観客の人数。
スモークと火柱という派手な演出の後にマルシェのトラックが響き渡る。
地面が揺れるような大歓声を浴びた三人のマイクリレーが始まった。
ステージ最前では特に熱心なファンが集まり、ラップの押韻の部分に声を被せるという高度な楽しみ方で会場をさらに盛り上げていた。
最後を飾ったトラックは初期の名曲「タカオニ2000」。
そしてライヴが終わり打ち上がる花火。
もちろん"最高は一つじゃない"が、このライヴは間違いなく人生の中でも最高の一つであった。
 
これからも日本のヒップホップの未来は明るい。
 
 
P.S.
ちょっと調子のって論文のように固めに書いてみました。。。笑
偉そうに感じたら申し訳ありません。
 
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